一言まとめ:買い。ただしDIYは「道具の下調べ」が9割
結論から言います。PORMIDO PRD8XCは「買い」です。ミラー型ドラレコとしての性能は文句なし。ただし、自分で取り付けるなら「正しい工具を最初から揃えること」が成功の鍵です。僕はここでつまずいて、作業を中断する羽目になりました。
2歳の息子と0歳の娘を乗せて毎日走る車です。万が一の事故のとき、前後の映像がしっかり残るかどうかは家族の安全に直結する話。だからこそ、カー用品店に頼まず自分で取り付けた過程を、失敗も含めて全部書きます。
基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | PORMIDO PRD8XC |
| タイプ | デジタルインナーミラー型(純正交換) |
| 画面サイズ | 11インチ |
| フレームレート | 前後カメラ60fps |
| センサー | ソニー製IMX462 |
| 取り付け車両 | Honda ZR-V |
| 購入価格 | 62,880円(楽天) |
| 取り付け所要時間 | 約3時間(工具買い足し含む) |
なぜ買ったか:子供を乗せる車にドラレコは「保険」
きっかけは、子供が生まれてから車を買い替えたことです。Honda ZR-Vを選んだのは、チャイルドシートの乗せ降ろしがしやすいサイズ感だったから。でも車を買った時点では、ドラレコは付けていませんでした。
「そのうち付けよう」と思いながら数ヶ月。背中を押されたのは、SNSで見かけた事故映像でした。前方不注意の車が交差点に突っ込んでくる映像。もしあれが自分だったら、もし後部座席に息子が乗っていたら。そう思ったら、翌日には楽天でポチっていました。
ミラー型を選んだのは、純正ミラーだと後部座席のチャイルドシートが映り込んで後方視界が狭くなるから。デジタルミラーなら、リアカメラの映像がそのまま映るので、チャイルドシートに関係なく後方がクリアに見えます。これは子育て世帯にとって、想像以上に大きなメリットでした。
【最重要】必要な工具リスト:これを先に読んでください
この記事で一番伝えたいのは、ここです。取り付けブログは山ほどありますが、「結局どの工具が要るの?」が明確に書かれている記事が少なすぎる。しかも、僕は参考にしたブログの情報が間違っていて、余計な出費と時間ロスをしました。
以下が、ZR-VにPORMIDO PRD8XCを取り付けるのに実際に必要だった工具です。
| 工具 | 用途 | 価格目安 |
|---|---|---|
| SIGNET トルクスドライバー T10(品番:35830) | 純正ミラー取り外し | 約150〜300円 |
| エーモン 内張りはがし 3504 | 内装パネルの取り外し・配線隠し | 約400〜600円 |
| 養生テープ | 内装の傷防止 | 100均で可 |
| ウエス(柔らかい布) | ミラー部分の保護 | 家にあるもので可 |
【注意】トルクスドライバーのサイズについて
僕が参考にしたブログには「T15が必要」と書かれていましたが、ZR-Vの純正ミラーに使われているのはT10です。T15を先に買ってしまい、サイズが合わず、作業を中断してT10を買い直すことになりました。工具代は数百円ですが、買いに行く時間がもったいない。最初からT10を買ってください。
エーモン 内張りはがし 3504
内装パネルを外すときに必須の工具です。素手やマイナスドライバーでやると、確実に内装に傷が付きます。グラスファイバー製で硬さと柔軟性のバランスがよく、車のDIYをやるなら1本持っておいて損はありません。
エーモン 内張りはがし 3504
Amazonで見る取り付け手順:作業時間は約3時間(中断含む)
以下、実際に僕がやった手順です。プロに頼めば1時間程度の作業だと思いますが、初めてのDIYだったので3時間かかりました。そのうち30分以上は「工具が合わない」という想定外のトラブル対応です。
ステップ1:純正ミラーの取り外し
まず、純正のルームミラーを外します。ここで登場するのがトルクスドライバー。ZR-Vの純正ミラーはトルクスネジ(T10)で固定されています。
ここで僕は最初の失敗をしました。参考ブログに「T15」と書いてあったのを信じてT15を買っていたのですが、実際にネジに当ててみるとスカスカ。サイズが違う。「え、マジか」と。
作業を中断して、近所のホームセンターにT10を買いに走りました。日曜の午後、子供を妻に預けて作業していたので、この時間ロスは地味に痛かったです。
教訓:ネットの情報は必ず複数ソースで確認すること。特にトルクスのような規格サイズは、1サイズ違うだけで全く使えません。
ステップ2:フロントカメラ(本体)の取り付け
純正ミラーを外したら、同じステー部分にPRD8XCの本体を取り付けます。純正交換型なので、見た目がスッキリ収まるのが良いポイント。ゴムバンドで固定する被せ型と違い、ガタつきがありません。
ステップ3:電源配線の引き回し
電源はヒューズボックスから取りました。PRD8XCはACC(アクセサリー)と常時電源の2系統が必要です。ACC用の空きソケットが1つあったのでそこに1本。もう1本は、ZR-Vのグレードによってはリアシート暖房が付いていないモデルがあり、僕のがまさにそれ。暖房用のヒューズソケットが空いていたので、そこから取りました。低背ヒューズへの変換アダプタを使って接続しています。シガーソケットから取るより見た目がスッキリするし、エンジン連動で自動ON/OFFになるのでおすすめです。
配線は天井の内張りの隙間に押し込んで、Aピラー(フロントガラス横の柱)のカバーの中を通します。ここでエーモンの内張りはがしが活躍。Aピラーのカバーを浮かせて、配線を中に押し込むだけ。内張りはがしがないと、この作業がかなりやりにくいです。
ステップ4:リアカメラの配線(最大の難関)
ここが一番大変でした。リアカメラのケーブルを、車内を縦断させてトランク付近まで引っ張る必要があります。
天井の内張りの隙間を通していくのですが、トランク上部の内張りが一度外すと戻せないクリップで固定されている箇所がありました。接着ではなく、破壊しないと外れないタイプのファスナーです。無理に外すと内装が元に戻せなくなるので、内張りの真ん中あたりの隙間から配線ガイドを手探りで差し込んで、一度トランク側まで引っ張り出してから配線を回しました。完全に手探りなので根気がいります。ここが一番時間かかったポイントです。
正直、この工程だけで1時間以上かかっています。コツは「焦らないこと」と「養生テープで内装を保護すること」。力任せにやると確実に後悔します。
ステップ5:リアカメラの設置と角度調整
リアカメラをリアガラス上部に貼り付け(両面テープ)、角度を調整して完了。モニターに後方映像が映った瞬間は、達成感がありました。
取り付けて良かった点
- 後方視界が劇的に改善:チャイルドシートがあっても後方がクリアに見える。これだけで付けた価値があります。
- 夜間映像が明るい:ソニーIMX462センサーのおかげか、夜間でも後方車両のナンバーがはっきり読めるレベル。子供の送迎で暗い時間帯に走ることも多いので、心強い。
- 60fpsの滑らかさ:30fpsのドラレコと比べると映像の滑らかさが段違い。とっさの場面でもコマ落ちせず記録される可能性が高まります。
- 純正交換型の見た目:被せ型と違い、ゴムバンドが見えないので車内がスッキリ。妻からも「付けたの分からないね」と言われました。
- 11インチの大画面:バック時のカメラ映像が大きく映るので、駐車場での安心感が違います。
気になった点(正直に書きます)
- 価格が高い:62,880円は、ミラー型ドラレコとしては上位の価格帯。1万円台の製品もある中で、この価格は覚悟が必要です。ただし、センサー性能や60fpsを考えると、安い製品とは明確に差があります。
- DIY取り付けの難易度は「中〜高」:説明書だけでは分からない部分が多く、車種ごとの情報をネットで調べる必要があります。ZR-Vの場合、トランク上部の内張り処理が特に難しかった。
- 配線隠しに時間がかかる:「取り付け30分」と書いているブログもありますが、配線をきれいに隠そうとすると、倍以上かかります。
- 楽天での購入だったためAmazonとの価格比較が難しい:タイミングによって価格差があるので、購入前に両方チェックすることをおすすめします。
DIY vs カー用品店:どっちがいい?
| 比較項目 | DIY(自分で取り付け) | カー用品店に依頼 |
|---|---|---|
| 費用 | 工具代のみ(1,000円前後) | 工賃15,000〜30,000円程度 |
| 所要時間 | 2〜4時間(初めての場合) | 1〜2時間(預けるだけ) |
| 仕上がり | 慎重にやればきれいに収まる | プロ仕上げで確実 |
| リスク | 内装の傷、配線ミスの可能性 | 低い(保証あり) |
| 達成感 | 最高 | なし |
正直なところ、「時間に余裕があって、多少の失敗を楽しめる人」はDIY、「確実に仕上げたい人」はプロに依頼が正解です。僕は子供が昼寝している間に作業したかったので、時間との戦いでした。結果的に昼寝時間では終わらず、妻にもう少し見ていてもらう交渉が発生しました。
こんな家庭におすすめ / おすすめしない
おすすめする家庭:
- チャイルドシートで後方視界が狭くなっている車に乗っている
- 子供の送迎で毎日車を使う(万が一の記録は必須)
- 夜間の運転が多い(IMX462センサーの夜間性能が活きる)
- 車内の見た目にこだわりたい(純正交換型の利点)
おすすめしない家庭:
- とにかく安くドラレコを付けたい(1万円台の製品で十分な場合も)
- DIYが苦手で工賃も払いたくない(取り付けなしでは使えません)
- 短距離しか乗らず、ドラレコの優先度が低い
数ヶ月使ってみた正直な感想
良い点:IKEAとかで大きい荷物を積んでも後ろが見える。チャイルドシート2台で後方視界が死んでたうちの車では、これが一番大きな変化でした。
気になる点:普通のミラーと焦点距離が違うので、最初はちょっと目が疲れます。慣れるまで1-2週間かかりました。液晶画面を「見る」感覚なので、従来のミラーを「ちら見」する感覚とは違う。長距離で疲れやすいと感じる人はいるかもしれません。
パパの本音
62,880円と3時間の作業。正直、安い買い物ではありません。でも、取り付けた翌日、チャイルドシートに息子を乗せてミラーを見たとき、後方がクリアに見えた。その瞬間、「ああ、やってよかった」と思いました。
子供を乗せて走る以上、「もしも」のときの備えは親の責任です。ドラレコは事故を防ぐものではありませんが、万が一のとき、自分と家族を守る証拠になります。前後60fpsで記録が残るというのは、「お守り」として十分な性能です。
取り付けのDIYは、子育てパパにとってはちょっとした冒険でした。トルクスのサイズ間違い、内張りとの格闘、妻との時間交渉。でも、自分の手で家族の車を安全にできたという実感は、カー用品店では得られないものです。
ただし、工具だけは最初から正しいものを揃えてください。僕の失敗を繰り返す必要はありません。
取り付けに必要な工具まとめ(Amazon購入リンク)
最後に、もう一度工具をまとめます。全部Amazonで揃います。本体と合わせて先に注文しておくと、届いたその日に作業開始できます。
- PORMIDO PRD8XC 本体 → Amazonで見る
- エーモン 内張りはがし 3504 → Amazonで見る
- トルクスドライバー T10 → Amazonで「トルクス T10 ドライバー」と検索(SIGNET 35830やベッセル等。T15ではなくT10です)
- 養生テープ → 100均でOK
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※本記事は個人のDIY体験に基づくものです。取り付け作業は自己責任で行ってください。車両の保証に影響する場合があります。不安な場合は、カー用品店やディーラーへの相談をおすすめします。
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