えらべる回転 6WAYジムにへんしんメリー プラス くまのプーさん(2025年モデル)

タカラトミー(TAKARA TOMY)/対象月齢:0ヶ月〜/6つの使い方に変形/メロディ20曲・効果音28種・プーさんおしゃべり付き

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息子のとき、買わなかった理由と後悔

息子(現在2歳11ヶ月)が生まれた2023年5月、出産準備リストにプーメリーは入れなかった。理由はシンプルで「かさばる」「使う期間が短い」という二点だ。東京の2LDKマンション、赤ちゃんグッズだけで部屋が圧迫されていた時期に、ベッドに取り付ける大型おもちゃはハードルが高く感じた。

結果として、息子の新生児期は大変だった。抱っこを離すとすぐ泣く。少し目を離したくても床に置けない。「ちょっとだけ手が空く」時間がほとんど作れず、妻と交互に抱っこし続ける日々が続いた。あの頃、ベッドメリーがあれば少し違っていたかもしれない、と今でも思う。

娘が生まれる前の2025年夏、タカラトミーが「6WAYジムにへんしんメリー プラス くまのプーさん」の新モデルを7月に発売するというニュースを見た。シリーズ累計150万台という数字と、6つの形態に変形して長く使えるという説明を見て、今度こそ買うと決めた。娘は2025年11月生まれで、購入したのは生後2週間後だ。

2025年モデル「プラス」の新機能:旧モデルとの違い

プーメリーシリーズは2002年の初代から数えて第5世代にあたる。「えらべる回転 6WAYジムにへんしんメリー プラス」が2025年モデルで、従来モデルからの主な変更点は以下の通りだ。

  • えらべる回転(3モード):メリーの回転方向と速度を3パターンから選べる。従来は固定だったが、赤ちゃんの気分や好みに合わせて変えられるようになった
  • プーさんのおしゃべり追加:プーさんキャラクターが声を出す。ぐずり泣きの際に効果があるとされる胎内音17種も搭載
  • メロディ20曲・効果音28種:クラシック、子守歌、童謡、プーさんのテーマが選択可能。音量は6段階で調節できる
  • 洗えるぬいぐるみ:プーさんのぬいぐるみパーツが取り外して洗えるようになった(よだれ・吐き戻し対策として重要)
  • ベビーベッド対応取り付けパーツ(別売り):折りたたみベビーベッドへの取り付けパーツが別売りで追加された

旧モデルを使っていたわけではないので直接比較はできないが、「えらべる回転」と「洗えるぬいぐるみ」は実用上の差が大きいと感じている。特に洗えるぬいぐるみは0歳の吐き戻しが多い時期には必須の仕様だ。

組み立てにかかった時間

届いた箱を開けると、パーツが思ったより多い。ベース、アーム、メリーのモビール部分、ジム用のアーチ、各種おもちゃパーツ——それぞれ別梱包になっている。娘が生まれて日が浅く、妻の体調も万全ではない中で組み立てるのは若干のプレッシャーがあった。

説明書を見ながら一人で組み立てて、だいたい25〜30分かかった。工具は不要だが、ツメを合わせてはめ込む箇所が多く、力の加減を確認しながら進める必要がある。「簡単」とは言えないが、「難しい」でもない——という感じだ。

最初に「ベッドメリーモード」だけ組んでしまえば、残りの形態への変形は難しくない。いきなり全形態分のパーツを出して組もうとすると混乱するので、まず使う形態から始めることをすすめる。

いつから反応した?生後0〜7ヶ月の変化

これが一番気になる人が多いと思うので、詳しく書く。

生後0〜3週間:ほぼ無反応

正直、生まれてすぐは視力がほとんどない。動くものをぼんやり認識するくらいで、メリーに視線が向いているかどうかよくわからない。それでも「音」に対しては反応していて、胎内音をかけると泣き止むことがあった。あくまで音の効果であって、視覚的な反応ではない。

生後4〜6週(約1〜1.5ヶ月):目でゆっくり追い始める

明らかに変化が出てきたのが生後40日頃だった。メリーのぬいぐるみが回転しているのを、娘がじっと目で追い始めた。視線がメリーに釘づけになって、少しの間静かにしている。最初は10〜15秒程度だったが、徐々に長くなっていった。この時期が「買ってよかった」と初めて実感した瞬間だ。

生後2ヶ月:クーイングしながら眺める

2ヶ月を過ぎると、メリーを見ながら「あー」「うー」とクーイングするようになった。手足もバタバタ動かし、体全体で反応している様子がわかる。この頃はフロアメリーに切り替えて、床に寝かせた娘の上でメリーを回した。視野が広がってきた時期に合わせた変形だ。

生後3〜4ヶ月:手を伸ばして触ろうとする

おねんねジム形態に変形し、ぶら下がったおもちゃに手を伸ばすようになった。まだ狙って触れるわけではないが、腕を振ってたまたた当たる → 音がする → また手を出す、という繰り返しをする。この頃が一番「遊んでる」感が出てきた時期だ。

生後5〜7ヶ月(現在):おすわりビジーで指先を使い始める

おすわりが安定してきた生後5ヶ月頃からおすわりビジー形態に変形した。ぬいぐるみのパーツを手でつかんだり、鏡のパーツに映る自分を見て笑ったりしている。「眺める」から「触って遊ぶ」へのシフトが明確にあった。

現在7ヶ月、つかまり立ちジム形態はまだ先だ。8〜9ヶ月頃になれば移行できると思う。このレポートの時点でつかまり立ちジム形態は未体験だが、ここまで5形態を使ってきた感覚では「あと1形態、確実に使える」という手応えがある。

6つの形態、本当に全部使えるか?

「6WAY」という名前のインパクトに対して「実際は2〜3形態しか使わないのでは」という疑念を持っていた。7ヶ月使った現時点での回答は「ほぼ全部使える、ただしナイトメリーは人を選ぶ」だ。

ベッドメリー:必須形態

新生児期の寝かしつけ補助として最も使った形態。ベッドの柵に取り付けて、娘が寝ながら見上げる位置にメリーが回る。自動で30分後に切れるオートタイマーが地味に助かる。夜中にメリーをつけたまま寝落ちしても自動で止まるので、電池の無駄遣いを防げる。

フロアメリー:意外と長く使った

床に置いて赤ちゃんの頭上でメリーを回す形態。生後1〜3ヶ月が主な使用時期で、「視野が広がってきた赤ちゃんを上から見せる」という使い方だ。ハイローチェアやバウンサーと組み合わせて使えるのが便利だった。

ナイトメリー:家によって評価が分かれる

暗い部屋でLEDが光るプロジェクター的な機能だ。赤ちゃんによってはこれで落ち着く子もいるようだが、娘は夜間に光ものがあると逆に目が覚めてしまうことがあった。我が家での使用頻度は低い。ただし光の好きな赤ちゃんには効果的かもしれない。

おねんねジム:3〜5ヶ月の主役

仰向けに寝た状態でぶら下がったおもちゃに手を伸ばす形態。この時期が「一人で20〜30分遊べる」ようになって、親が家事をできる時間が最も増えた形態だ。お米のおもちゃ(ピープル お米のおもちゃシリーズ)と組み合わせて、娘が飽きたら別のおもちゃへ、を繰り返していた。

おすわりビジー:指先遊びが始まる

5ヶ月頃からの形態で、座った状態で触れるおもちゃが付いている。娘はこの形態を一番気に入っていて、鏡に映る自分を見て「ニコニコ→手で触る」という動作を繰り返している。

つかまり立ちジム:8ヶ月以降に期待

未体験だが、ハイハイからつかまり立ちの時期にジムとして使える形態。消費者庁の子どもの事故防止に関する取り組みでも乳幼児の発達段階に合わせた遊具の重要性が指摘されており、つかまり立ち期の適切な運動遊びは発達に寄与するとされる。8ヶ月以降で改めて試したい形態だ。

電池消耗の問題:これだけは正直に言う

唯一の不満がある。電池の消耗が早い。

単3アルカリ電池3本で動くが、1日に合計2〜3時間使うと約2〜3週間で交換が必要になった。月あたり約2〜3回の電池交換で、アルカリ電池3本×12回前後=年間36本程度のペースだ。

充電式電池(eneloop等)に切り替えることで維持コストをかなり下げられる。我が家は生後3ヶ月頃からeneloopに変えて、電池交換の手間と費用を抑えている。メリーを頻繁に使う家庭なら充電式電池の導入をはじめから検討した方がいい。

また、オートタイマーは30分で停止するが、家事が30分以上かかる場合は再スタートが必要だ。子どもから目を離して別の部屋に行ってしまうと気づかないことがある。

息子のときに買わなかった唯一の後悔

正直に書く。育児グッズで「買わなかったことを後悔した」と思うものは多くない。むしろ買いすぎて使わなかったものの方が多い。その中で、プーメリー(ジムメリー)は「息子の時に買えばよかった」と今でも思う数少ないグッズだ。

息子の新生児期、手が空く時間がないことで夫婦ともに疲弊した。あの時期に「ベッドに置いて自分で機嫌よくしてくれる時間」が少しでもあれば、体力的にも精神的にも違っていたと思う。

娘で使って実感した。生後6週以降、おねんねジムになった生後3ヶ月以降、「親の手が空く時間」が明確に増えた。ネムリラ BEDiおやすみドームと組み合わせると、娘が一人で30〜40分過ごせる状況を作れた。

ただし、息子への罪滅ぼしとして言い訳もしておく。当時は設置スペースへの不安があった。実際に使ってみると、メリーのベースはA4用紙1枚強くらいの設置面積で、思っていたよりコンパクトだった。「場所をとる」という先入観は間違いだった。

17,380円は高いか?使用期間で考える

希望小売価格17,380円は子育てグッズとしては高い部類に入る。ただ使用期間で割り算してみると印象が変わる。

生後1ヶ月から仮に12ヶ月(つかまり立ちジムを使い終わる頃)まで11ヶ月使うとすると、1日あたり約53円だ。毎日使っていれば「53円/日」で育児の助けを買える計算になる。「高い」か「安い」かは家庭の状況によるが、1日の使用時間が長い生後1〜6ヶ月の新生児期に使えることを考えると、他の育児グッズに比べてコストパフォーマンスが高い部類に入ると感じている。

なお、ベビー用品のレンタルサービスを利用するという選択肢もある。短期間だけ試したい場合はレンタルで月1,500〜3,000円程度のサービスもある。「本当に使えるか不安」な場合はまずレンタルで確かめてから購入判断するのも合理的だ。

パパラボの結論

くまのプーさん えらべる回転6WAYジムにへんしんメリー プラス 2025年モデルは、0歳の新生児期から1歳のつかまり立ちまで長く使える数少ない育児グッズの一つだ。

特に生後1ヶ月〜6ヶ月は、メリーとジムを行き来しながら「親の手が空く時間」を作ってくれる実用的なグッズとして機能した。音楽・音量調節の細かさと回転モードが選べるのが2025年版の強みで、「メリーをかけているのに泣いてしまう」という場面でも選択肢があることは助かる。

唯一の不満である電池消耗については、充電式電池への切り替えで実質的に解決できる。息子のときに買わなかった後悔を踏まえて言えば「0歳の出産準備リストに入れていい」グッズだ。

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